港川のトビウオ専門の漁師はサバニに40枚の網2000mを積み夕方暗くなる前に港川沖3から6マイルの海域に潮の流れに対して直角に張ります。3時間ぐらい潮に流してトビウオが網に掛かるのを待ち取り込みに入ります。取り込みは手作業で行うので深夜の暗闇で数時間の時間がかかります。
港川トビウオ漁用の刺し網です。トビウオは海面に群れているので、浮きを付けて浮かせ、網の下側に重りを付けて海面に浮いた状態で張れるように工夫されています。
1つの網は縦2m長さ50mです
港川で唯一トビウオ漁を行っている漁船は苗丸です。網の枚数は12枚600m漁に出れるのは風速5m以下の天気の穏やかな日の夜間に漁にでます
周丸のトビウオ漁
船外機なので発電機の増設はできません。そのためソーラーシステムで電装および夜間照明の電源確保を行っています。このシステム12V2枚パネル2系統装備です。
漁は昼は流し網250mに追い込み法を組み合わせた短時間漁法です
夜間は集魚灯を点灯させ網にトビウオを集めて巻き込む方法です。
鮮度が命なのでGm0調合液千倍希釈用を散布して冷蔵保管します
トビウオは冷凍に強いので冷凍保管しても釣り縦新鮮と同レベルの維持管理がGm0調合液で可能になりました
写真は3か月冷凍保管物をエアーブラスト解凍したトビウオの状態
トビウオの食べ方で最も美味しいと思うのは、取れたてを鱗は落とさず鰓と腸を除去します→表面にたっぷり塩をまぶします→直火で表面を焦がすレベルで焼き上げます。
焦げを落とすと鱗もきれいに落ち、ホクホクした身が出てきます→食べる順番1:かぶりついて白飯とともにいただきます。
骨や頭などは小皿に取り置きします
食べる順番2:小皿に取り分けた頭や中骨、羽や尾びれを箸で細かく砕きほぐします→どんぶりに白飯をよそい→ほぐした骨や頭をその上に盛り付け→熱々のお茶をかけてトビウオ茶漬けの出来上がり。お焦げの香ばしさとトビウオの出汁が効いたとてもおいしい漁師飯レシピです