超音波!アコースティックエミッション

今日は初めて聞いた超音波非破壊検査方法AE法?
AEはアコースティックエミッションと称し、原理として物質が破壊されているときに発生する、亀裂音や軋み音を検知しその物質の破壊程度を調べるらしい。
利用目的はいろいろあるらしく、稼働中の大型機械の破壊程度(劣化)の測定など工業系で広く応用されているらしい。
私たちが経験上最も体験できるのが地震とのことで、地震の発生つまり地層に亀裂が生じる!
その時弾性波が発生し、その亀裂の規模および強さに応じて揺れを感じる。
当然のことながら超音波理論と同じく、周波数によりその発生した弾性波の性質や作用形態は異なるものと察する。
難しく描きこみましたが!
物質が破壊されていくとき、弾性波が発生する、それを聞き取り早めの対処を行うのが良策であり、水道管などの亀裂による水漏れは初期のほうが聞き取りやすい。
医療超音波で言えばASDやVSDの孔が小さいほど高音で聞き取りやすく発見しやすいことに類似するのではないかと考えます。
我が家は深夜の静かな時に、キリキリと小さな音が響いていました
原因は白アリが壁材や床材を破壊している音でした。
アコースティックエミッションは農林関係での樹木の損傷程度や健康を測定しているらしい
長崎市坂本町の被爆クスの木のAE測定結果の記事の一部を紹介します
周波数は200キロHz、40㏈増幅、0.5μsサンプリング、時間軸を1000倍に引き伸ばし超音波を可聴域に変換してその音を記録した。
クスの木が水の吸収発散を行う時はビューと言う音が出るらしい
葉っぱをむしる時は悲鳴のようなギャーという音を発生したと記載されている
音の伝播状態を調べることで樹木の内部の破壊された領域が把握されるらしい。
現在コンピュター解析による横断画像の得られるシステムを考案中とのこと!

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