写真は夜光貝2キロサイズ2個
写真左は細長い形状で、表面に石灰分が多くこびりついています
右は球形に近く石灰付着は薄く夜光貝模様がかくにんできます
内部の輝きです。私はセリで仕入れるとき生きた状態なので、この内部の色合いは観察できません
マグロの目利きと同じく外観や石灰の付着具合、形状などを考慮して仕入れます。
身を食べることを目的とした場合は右の丸っこいものを選びます。殻厚は比較的薄く身の歩合が良いです。
マグロやカジキ用のルアーや髪飾り、ネックレスなどの装飾ひんを作る時は左の長円形の夜光貝を選びます。身は少し小さめで歩合は少しだけ落ちます。しかし殻厚が右のものに比べて3倍程度厚みがあります。
この夜光貝を装飾品用にまず表面を削り真珠層が出てくるまで研磨します。通常あちらこちらに虫食いが存在します。この虫食いにより殻の真珠層は赤系統優位のオーロラ色で且つ多彩な模様が見られます。削りだしの深さを変えるといろいろな模様だしができます。計画的にできません!そこが私の好きな細工方法です。置物用の場合一個丸ごと磨き、水につけると美しい色彩を放ちますので、確認しつつ模様削りしていきます。アクセントをつけるためにピンポイントで焼きを入れて、仕上げに透明ペイントで水にぬれているようにコーティングして出来上がり。焼きすぎると割れます。その時は手抜き簡単夜光貝シートに利用します。螺鈿風髪飾り作成用の夜光貝シートは通常両面テープの片側に夜光貝の砕けてはがれた薄貝殻を貼り付け、適当な大きさや形状にカットして髪飾りバレットやルアーに貼り付けアクリル樹脂で型どり固めます

わたるさんへ
夜光貝シートはこのような作り方は通常しません
実際は貝を短冊にカットして、砂を盛った鍋に入れて1週間煮込むか、一晩焼き上げて、熱いお湯約60℃の中で一枚一枚はがしていきます。温かいうちに引き伸ばして冷めるまで平たく固定します。球面にしたい場合はその形状の温めたステンボールに型押ししてください
もうご存知かもしれませんね!
右は何故か虫食いがないのが多いです。右は主に夜光貝ランプに使用します。比較的真珠層模様は均等均一規則的なデジタルっぽい模様です。私にとって面白みがありませんが、これは螺鈿風夜光貝ランプ使用の作成がイメージ通りにできます。これはまた楽しいのですが、私はこの作業のため遠視がひどくなりました。目が疲れて1時間も作業できません。
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