超音波で簡単に判定できるはずの、ツナ缶レベルの強い焼けを見逃してしまいました。
それがなぜなのか?このままでは次に同じ過ちを犯してしまうので、その現象を探るためキハダマグロ46キロ検体の背シモ3キロ程度のブロックを実験に使用した。
実験方法は写真の示すように、超音波装置、データ録画HD、マグロの身、はんだごてをセットして超音波映像はリアルタイムに録画した。
経時的に超音波画像はフリーズしメモリーしました。
連動して携帯で写真撮影
その後マグロ身をカットして内部を撮影
実験に使用したので通常は廃棄するのであるが、あまりにも身がきれいで油の乗りも良いので、まぐろ生ハムに加工して、明日の我が家のディナーにする。
作り方は大きなピースにカットして、砂糖、塩、荒引きコショウをたっぷりまぶしてチルド送風で水分を飛ばし、のちにヒッコリーの煙で冷燻して出来上がり。
賞味方法はカルパッチョみたいな感じのたべかたにて食べる予定。
先日に強い焼けを見逃した理由は強い焼けから普通身までの大きな範囲に傾斜的な熱変化層が構築され明らかな境界面が無いのでSE(ストロングエコー)はみられず。ツナ缶レベルの焼け層で超音波透過は0になり、脊椎反射もなく、超音波反応もないエコークリアーな深部身質として映像化されたものである。
おそらく同じ過ちは犯さないでしょう。しかし別の知らない現象は山のようにこれから体験するでしょう。精度が上がればニーズも多くなりますが、リスクはそれ以上に上乗せされ重くのしかかってきます。マグロは激減し経済はどん底状態なのでリスクの高いマグロを注文があるからと簡単にセリ落とせない状況になってきています。
この技術元卸(生産者)導入しなければならない技術となるでしょう。
リスクが少なければ、仲卸も値をつけるはず!
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